信用情報(ブラックリスト)を回復させるための方法をわかりやすく説明しています。今後の生活プランに関わる金融関係の問題を解決しましょう。信用情報回復について詳しく解説します。
そもそもあなたの信用情報は回復するのか、信用情報の回復方法・回復までの期間などについてわかります。
そもそも信用情報に事故情報(ブラック)が載ってしまった原因は、過去にクレジットカードやローンなどの支払いが遅延が続いたり、支払が滞っているものがある、債務整理をしたことがあるということですよね。
まだ自分の信用情報がどうなっているか分からないけど、ブラックかもしれないと心当たりがある方は、一度あなたの信用情報を確認することをオススメします。
信用情報に事故情報があると、新しく住宅ローンや車のローンで購入したくても無理ですし、クレジットカードを新しく作ることもできません。また最近では携帯電話やスマホを分割で支払う方も多いですが、それも割賦契約になるので分割購入することもできなくなります。
今後あなたの人生設計で必要になるお金の問題なので、しっかりと信用情報を回復させたいですよね。
今回は、あなたの知りたい信用情報の回復についてまとめました。
そもそもあなたの信用情報は回復できるのか?
個人信用情報(いわゆるブラックリスト)はある条件さえ満たせばブラックから回復することができます。
ただ、すぐに信用情報が回復することは絶対にありません。一度失った信用を取り戻すにはそれなりの時間がかかります。
そもそも、信用情報がブラックという状態は、過去にクレジットカードやローンで支払が滞ったり、支払遅延が続いたりした場合や債務整理(自己破産や任意整理など)をして信用情報に事故情報として記載されていることを言います。
信用情報は第三者機関である、信用情報機関(CIC・JICC・KSC)が管理していて、あなたが信用情報機関に対して自分の事故記録を消してとお願いしても消すことはできません。
個人信用情報をちゃんと回復させていくための条件や期間など説明していきます。
信用情報の回復に必要な2つの条件
個人信用情報を回復させるには必須条件があります。信用情報がブラックになってしまったら二度と戻らないんじゃないかと思っている方も多いようですが、ちゃんとした知識を持って条件をクリアすれば回復することができます。
事故情報(いわゆるブラック)になった原因の契約を精算する
そもそも信用情報に事故情報として載ってしまった原因となる、
・クレジットカード
・ローン
・携帯電話の割賦契約
などの支払遅延や未納をちゃんと精算する必要があります。逆に支払が滞ったままだといつまでも回復することは出来ないということになりますね。
もし今のあなたの状況で、過去の精算がきびしい場合は債務整理などの方法がありますので、弁護士や司法書士に相談するのも1つの手ですね。
安定した収入を得る
信用情報を回復させていくには、安定した収入を得ることも大切になります。新しくクレジットカードを作ったりローンを組むときに支払能力も審査の対象になるからです。
そしてここからが重要なポイントです。
あなたの信用情報に事故情報として載ってしまった理由によって回復するまでの期間がちがいます。次に信用情報が回復するまでの期間について解説していきます。
個人信用情報の回復期間について
個人信用情報の回復期間は、信用情報を管理している信用情報機関、そもそも信用情報に事故記録が載った理由によって違います。
滞納分を精算した場合
クレジットカードやローンなどの支払の遅延や滞納分を完済した場合、各信用情報機関では次の通りになります。
株式会社シー・アイ・シー(CIC):完済から5年後
株式会社日本信用情報機構(JICC):完済から1年後
全国銀行個人信用情報センター(KSC):完済から5年後
あくまでも滞納分を完済してからの期間となりますので注意が必要です。
債務整理をした場合
債務整理をした場合は、債務整理の内容によって様々です。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
任意整理 記録なし
個人再生 記録なし
自己破産 免責から5年
株式会社日本信用情報機構(JICC)
任意整理 和解成立日から5年
個人再生 認可決定から5年
自己破産 免責から5年
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
任意整理 登録なし
個人再生 認可決定から10年
自己破産 免責から10年
となります。まとめると、債務整理をした場合は5年〜10年の期間が必要ということになります。
信用情報の回復までの流れ
信用情報の回復までの条件や期間がわかりました。次に総合して信用情報の回復までの流れを説明していきます。
1)まずはあなたの信用情報をチェックしよう
信用情報機関から個人信用情報報告書を取り寄せて過去の金融情報をチェックしましょう。
2)過去の延滞や未納を精算する(借入を完済)
完済が済んでいないといつまで信用情報に事故情報として載っている状態になります。
3)信用情報の回復期間を待つ
信用情報に事故情報として載っている理由によって違いますが、5年〜10年の期間になります。
4)信用情報が回復しているか確認する。
信用情報が回復しているか知りたい場合は、再度、信用情報機関にあなたの信用情報を開示請求して確認しましょう。
上記が回復までの流れとなります。
信用情報が回復したからといって必ずクレジットカードやローンを組めるとは限りません。さらなる信用回復の為に、クレジットカードの支払を滞りなく行っていく(クレジットヒストリーの作成)など少しずつ取り組んでいくこも大切となります。
信用情報の回復についてまとめ
信用情報の回復についてまとめてきました。
信用情報で金融事故がついていると、日常生活や今後のライフスタイルに影響することがあります。
まずはしっかりと現状の信用情報を把握して今後の対策を考えることが大切になりますね。
信用情報を悪化させないためには、支払を滞りなく済ませることが大切です。
どうしても支払いが出来ない場合は、弁護士や司法書士に債務整理の相談をするのも1つの方法ですね。
この記事が、信用情報の回復期間を理解して今後の生活に活かせるように参考になれば幸いです。