信用情報機関ごとの特徴と登録会社をまとめました。金融機関が審査に利用する信用情報機関3社は加盟企業によって特色が違います。あなたが欲しい情報はどこの信用機関に確認すればいいのか参考にしてくださいね。
 

信用機関3社の特徴がコチラ

日本の代表的な信用機関はCIC、JICC、KSCの3社ありますが、各信用機関ごとの特徴をまとめました。

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

主に消費者ローンや割賦販売を行っている信用機関で昭和59年にクレジット会社の共同出資により設立されたこともありクレジット系の業者が数多く加盟しているのが特徴。
割賦販売法ならび貸金業法に基づき指定を受けている唯一の指定信用情報機関です。
クレジットカードの利用状況や債務などについての調査をしています。

CIC加盟会員検索
※CIC加盟会員検索ページ(外部リンク)に飛びます

内容登録期間
申込み情報6ヶ月
延滞(61日以上入金がない)返済終了までは消えない
完済後は5年
異動情報5年

株式会社日本信用情報機構(JICC)

消費者金融系の信用機関で、アコムやアイフルといった大手を含め消費者金融と信販会社が数多く加盟していて平成22年3月には、貸金業法に基づく指定信用情報機関として内閣総理大臣から指定を受けています。
消費者金融以外にも各種クレジットカード会社(銀行系・信販系・流通系・メーカー系など)、保証会社、リース会社などが加盟している信用情報機関です。
主にサラ金や消費者金融からの借入や債務額・延滞などの事故情報についての情報を集めています。

JICC加盟会員一覧
※JICC加盟会員検索ページ(外部リンク)に飛びます

内容登録期間
申込み情報6ヶ月
延滞(61日以上入金がない)返済終了までは消えない
完済後は1年
異動情報5年

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

全国銀行個人信用情報センターは一般社団法人全国銀行協会(JBL)が設置・運営している個人信用情報機関で、主に銀行や信用金庫・信用組合・農協・漁協などの銀行と同様の金融機関が加盟しています。
住宅ローンなどの各種ローンの借入や契約状況・返済実績についての調査をするとともに破産者に関する官報情報も収集している信用情報機関です。

全国銀行個人情報センター会員一覧
※加盟会員の50音順の一覧(外部リンク)に飛びます

内容登録期間
申込み情報6ヶ月
延滞(61日以上入金がない)返済終了までは消えない
完済後は1年
異動情報自己破産は10年
※免責決定などの情報は登録なし

信用情報の確認

信用情報機関の3社とも信用情報の開示を受け付けています。

信用情報の開示方法
信用情報機関名CIC
(株式会社シー・アイ・シー)
JICC
(日本信用情報機構)
KSC
(全国銀行個人信用情報センター)
開示申込窓口
郵送
インターネット開示
窓口
郵送
インターネット開示
郵送のみ
開示費用窓口:500円
郵送:1,000円
インターネット:1,000円
窓口:500円
郵送:1,000円
インターネット:1,000円
郵送:1,000円
支払い方法窓口:現金払い
郵送:定額小為替
インターネット:クレジットカード決済
窓口:現金払い
郵送:定額小為替・クレジットカード決済
インターネット:クレジットカード決済
コンビニエンスストア支払い
金融機関のペイジー対応ATM
定額小為替

確認方法については各信用機関のホームページなどで確認してください。

クレサラはどこの信用情報機関に確認すればいいのか

クレサラ問題とは消費者金融やサラ金といった業者からの過酷な取り立てにより多重債務をまねく問題ですが、消費者金融系に強いJICCへの信用開示は鉄板でしょう。

クレジットカードの利用しすぎで多重債務に陥ったなんて理由なら、追加で確認しておくといいのが加盟企業の多いCICですね。

JICCとCICのどちらも郵送の他にネットを利用しての開示請求ができるので、時間がない方でも開示請求を自分でやりやすいと評判です。

住宅ローンの場合はどこの信用情報機関に確認すればいいのか

住宅ローンを組む前に確認すべき信用情報機関はというと・・・3機関全てです。

人生のうちに何回も自宅を購入するなんて重大イベントはそうありませんから、3社全部の信用情報をチェックして万全を期すべきです。

名義が一人でなく夫婦や両親と共同の場合であれば、名義人全ての信用情報を調べておくことを忘れずに。

住宅ローンの審査には信用機関の情報以外にもさまざまな要素がからんできますが、事故情報のないキレイな信用情報であれば住宅ローンの審査落ちをする可能性は低くなります。