クレヒスに修行期間が必要という話は本当なんでしょうか。
クレヒスとはクレジットヒストリーの略で、信用取引を行った記録のことで、信用記録はクレジットカードや割賦販売を利用すると残されます。
クレヒスの修行とはこの情報をきれいにし、新しいクレジットカードやカードローンの審査、すでに持っているカードの増額審査に通りやすくするためのものです。
信用情報機関は日本に3つあり、毎月の利用履歴は2年間分保存されます。
ウワサだと1日でも滞納をしてしまうと、滞納があったという情報が残って審査では不利になるって話もありますね。
実際には滞納してすぐに金融機関から連絡があり、言われた日までに入金すれば見逃してもらえるようですが、1回見逃してもらえたからって何度も繰り返してしまえば1発でデータが残ることにもなりかねないので注意しましょう。
特に注意しなくてはならないのが携帯本体の割賦です。
携帯会社が用意している分割回数は基本的に24回となっており、長くても2年間で完済することになります。
完済するとその後は新しいデータが入ってこないため、途中1度でも滞納していると2年間分保存されたデータの中で滞納した記録が更新されずに残るのです。
記録が残る期間も5年とされてはいますが、また新しく機種変をして分割払いにしない限り、24回で支払いが終わる分割払い利用期間中にやってしまった一度の滞納で5年間近く不利な情報が残ってしまうことに。
クレヒスの修行はこうした過去の支払い遅れというような不利なデータを消滅させる必要がある場合に実行すると効果的。
24か月間1度も滞納せずに利用すれば、すべてのデータが「毎月しっかり支払いがあった」という記録で埋まります。
信用情報がすべてきちんと返済された状態が理想的であり、金融機関からみても信頼できるという判断基準になるのです。
1度でも滞納するとブラックなデータを押し出すのに最低24か月かかりますので、毎月の利用はしっかりと支払いをするようにしましょう。
また、短期間の滞納とは別に、長期間(61日以上か3ヶ月)支払いが滞ると事故情報として記録されます。
未納事故は金融機関でも厳しく判断され、多くの金融会社が延滞を起こしてしまった人との契約を避けるようになり、新規ローンやキャッシングの審査に落ちる原因になります。
クレヒスの修行をうまくすることによってカードローンやクレジットカードの審査に通りやすくなりますし、融資上限に余裕がある良い条件で契約できる可能性が高まります。
修行には時間がかかるものですので、くれぐれも修行期間中の信用情報は傷つけないように注意しておきましょう。